美しく、あなたらしく

私がこのプロダクトや活動を続けることとなったターニングポイントは2つありました。1つ目の ターニングポイントは今から17年ほど前の出来事で、仕事ざかりであった私が大病を患ったことでした。緊急入院で半月の絶食、1ヶ月後には運良く退院できたのですが、処方された毎日山盛りの薬を服用し、何度も通院を繰り返し、また山盛りの薬を処方される毎日で...。2ヶ月ほど経過しても体調は戻る気配は無し。これ以上長引くなら自分で立ち上げた会社をたたまなければならないという思いが頭によぎる日々でした。 そんな思いを察知したのか、私の妻の父親(岳父)が突然、山から一握りの薬草を手に入れ現れたのです。なんでも「その地域に昔から伝わる薬草」だとのこと。
*その薬草は、生薬の花と言われる生薬「連銭草(れんせんそう)」
私はその思いが本当にありがたく、先人から伝わる薬草を毎日煎じて飲む習慣をはじめました。それからわずか1週間くらいでしょうか、身体に自ら湧き上がるエネルギーやいのちの感覚を取り戻した奇跡とも思える体験を自らすることとなりました。処方された薬とは何だっのか?それ以降、自ら研究を重ね、薬草やハーブの人間と自然の関係性、いのちの本質を学び、人間に大切なことを伝えていきたいと、新たに会社を立ち上げたのが17年前のことでした。さらに大きな局面を迎えるとは知らずに....。


薬草やハーブを研究し伝えて行く中で、一番に立ちはだかったことは、西洋医学重視で西洋医学に健康を支配されていた現実でした。日本やアジアに伝わる東洋医学を徹底に排除した、戦後から躍進した西洋医学・医療の巨大な力でした。


西洋医学・医療が善であり、東洋医学が悪(まがいもの)とする社会で活動を続ける中、7年前に2つ目のターニングポイントを迎えました。 僕の妻ががんを患ったんです。それも突然の宣告で、結構悪い状態だったんです。子供も幼かったこともあって、病室で妻と二人で泣き通しました。『これからどうなるんだろう』って。がんのこと、何ひとつ解ってなかったので。『あきらめたくない』と妻が呟いた言で我に返った感じでした。 その時、まずは病院での治療を選択し、私は治療以外で僕にできることを全てしてあげたいと思ったんです。妻のためにも、自分や家族のためにも、後悔しない、させないと。本当はそうではないんですが、その時は何も知らなくて、癌=死と思ってて。失ってしまう怖さをリアルに想像しました。当事者にならなければ気づけないこと、感じられないことがあるんですよね。病気のこと、身体のこと、治療のこと、とにかく聞いて調べて。何が足りないのだろう?それを満たせるものは何なのだろう?と。そうしていく中で色々なことが解ってきたんです。


その後、緊急の手術でそのがんが他の臓器に癒着している恐れがあるとのことで、がんを抗がん剤で小さくし、再手術を行うというのが医師の方針でした。この方針こそが患者の今後、未来を見据えた方針で、奇跡的に良い医師(総合病院の医師なのですが)と出会えたのも幸運でした。がんになれば誰もが実績のある病院を選びたいのは事実です。その実績のある病院のほとんどが病気を診て人を見ない、症例と実績だけを積み重ねたい医師ばかりだと今でも思います。エリート教育の成れの果てですね。


妻本人が先ずは抗がん剤での治療を選択。それを否定することは出来ません。しかし、抗がん剤で何が得られ、何を失うのか、妻も独自で学んでいきました。私はその当時10年にわたり薬草やハーブ、東洋の医学に精通していましたので、直感的に枇杷の葉と温熱療法にたどり着きました。抗がん剤治療で入院中の病室で、びわの葉を持って温熱治療をする...別の医師や看護師から不思議な白い目でみられていたと思います。妻もがんには、がん治療には、免疫力を高めること、自己免疫力を強くしてがんに負けない身体をつくる大切さを学んだのでしょう、抗がん剤以外では、枇杷葉温熱、丸山ワクチンやハイパーサーミア、岩盤浴、ハーブティーなど副作用がなく、「免疫力を高める」こと、「上体温につとめる」ことを取り入れた日々でした。


正直、妻と同じがん患者の仲間が、抗がん剤や手術でやせ細っていく現実、亡くなっていく現実の中、ずっと不安はありましたが、あきらめない想いを行動に変えることしかありませんでした。 実際、半年後の手術では胃の2/3を切除し、それから5年後の検診では完治と言われ、医師からも「奇跡ですね、どんな方法を取り入れたのですか?」と聞かれるほどの奇跡を迎えることとなりました。完治から2年がたった今でも、元気に過ごしています。それも、がんの宣告から、抗がん剤、手術、完治まで一度も痩せることなく。


この話の中で私は西洋医学を否定しているのでもなく、東洋医学や民間療法を推進しているわけでもありません。それは個々が、自分自身が選択すれば良いのです。その中で真実を知り、得るもの、失うものを学んで欲しいと願っています。自分で選んだものを信じて欲しいと願っています。


「あきらめない」想いは、自分を信じること。
美しく、あなたらしく、今を生きてください。
「 be beautiful. be yourself.」


創始者 egami isao 2022.7.1